Prologue はじめに



 最初に、広大なインターネット空間の中で、この微細なサイトが貴殿の目にとまった事、貴重なお時間を割いてお読み頂くことを心より感謝します。

 このサイトでは、説明がなければ、旧版の新世界訳聖書を使用しています。また、エホバの証人のことを「JW」と略します。「会衆内のSOS」は、平成16年4月にヤフージャパンの公式登録サイトに認定され、同社の査読審査でJW公式サイトに次ぐ表示順位を獲得しました(いずれも当時)。このサイトはヤフー社の古いHPサービス「ジオシティーズ」の終了と共に終わりましたが、サルベージサイトに収録されていたため内容を復活させることができました。

 JWは、アメリカ合衆国で原型が生まれて140年が経過しました。日本では戦前に、明石順三氏が全く自発的に国内支部を立ち上げ、その後、アメリカ本部の追認も得ましたが、大東亜戦争・太平洋戦争の後、明石氏は米国本部の進める厳しい組織拡大至上方針に反対して排除されます。米国本部は日本支部を一から新設して現在に至ります。これに関しては、筆者は海老名べテルの図書室の棚の端に置かれた書籍で(!)この事実を知りました。

 米国本部は、組織の拡大戦略に役立てるため、1991年に、国連と協同するNGO団体として登録を申請し受理されました。2001年の抹消申請までの間、この「国連認定の公式NGO団体」という錦の御旗を世界中で利用していました。(現在は教理と矛盾するとして、内外からの批判を受け脱退しています)

 気の進む方は当時の「目ざめよ」の記事をご覧ください。唐突に国連を紹介し、称える記事が幾つか見つかるはずです。これは国連が公式連携NGOに求める条件を満たすためでした。

 JWは、いわば静かなカルトです。しかし信者たちの精神状態は、いわゆるマインドコントロール状態です。JW信者の方は賢いので、そこまではちゃんと分かっています。それでも信じている理由は、「内容が世界で唯一最高の宗教であれば、洗脳でもマイコンでもかまわない」という理屈です。

 JWというのは、教えの刷り込みや掟の縛りが厳しく、当人の自己認識と、JWが完全に一体化するようにされています。そのため、自分の宗教が歪んでいることに気付くことは難しく、ほとんどの信者にとっては無理です。しかし、中には新たな人生を生き抜くことのできる人もいます。徹底的に追い込まれた時、人には思いがけない勇気や力が与えられることがあります。

 このサイトの目的は、本当の意味での聖書と神に対する愛の確立です。それは、いわば、大人の愛です。大人は、対象が完全でなくても、愛することができます。カルトのマインドコントロールが解けた後も、神の存在を信じることができます。ですが、その信念は非科学的、つまり非論理的であることも分かるようになります。ですから、神も祈りも信じない、という方が多い現実を当然のこととして受け止められるようになります。

 偉大な科学者、アインシュタイン博士も「神が居るなどというのは、人間の弱さに過ぎない」と言っています。しかし、普通の弱い人間には、適切な神の概念や信仰は助けになることがあります。

結論

 少し長いサイトですので、プロローグの結びにさっさと結論をお伝えします。

 聖書の教えとは? イエスは次のように述べておられます。

ヨハネ 14章15節
もしわたしを愛するなら、あなた方は、わたしのおきてを守り行なうでしょう。
ヨハネ 13章34節
わたしは、あなた方に新しいおきてを与えます。それは、あなた方が互いに愛し合うことです。つまり、わたしがあなた方を愛したとおりに、あなた方も互いを愛することです。

 つまり、守るべき最高のおきては、互いに気遣い、優しさ、是認の微笑みをもって、愛の雰囲気で満たすことなのです。至高の全能者は、イエスと共にあなたのそばにおられます。あなたの罪や欠点を全てごらんになった上で、神はあなたを愛しておられるのです。神の裁きを恐れる必要があるのは、神の許しを得たい、という気持ちが、死の間際においてさえ、全く心に浮かびもしない人だけです。

ヨハネ 13章35節
愛があれば、それによって全ての人は、あなた方が私の弟子であることを知るのです。
ヨハネ 3章16節神は、世を「深く愛して」ご自分の独り子を与え、誰でも彼に信仰を働かせる者が滅ぼされないで、永遠の命を持てるようにされたからです。
ヨハネ 3章17節 神は、ご自分の子を世に遣わされましたが、それは、彼が世を裁くためではなく、世が彼をとおし、救われるためなのです。

 全能者なる神は、心根をご覧になります。うまく説明・釈明できるように、祈りを考え抜こう、などと悩む必要はありません。

ローマ 8章26、27節
祈るべきときに、何を祈り求めればよいのかを、わたしたちは知りませんが、「霊」そのものが、ことばとならないうめきと共に、わたしたちのために願い出てくれるからです。それでも、心を探るかたは、霊の意味するところが何かを知っておられます。

会衆内のSOS

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